Jetson向けBuildで必要なもの
UE5では、
- クロスコンパイル用のToolchain
をWindowsマシンにインストールする事で、Linux-ARM64向けにパッケージの生成が可能になりました。つまり、Jetson向けにも、Toolchainをインストールしたマシンならパッケージを生成する事が可能です。
Toolchainのインストール
https://docs.unrealengine.com/5.0/en-US/linux-development-requirements-for-unreal-engine/ のページよりWindowsで動作するToolchainをUE5のバージョンに合わせてDownloadしてきます。
v20_clang-13.0.1-centos7.exe をダウンロードし、インストールしてください。
UE5のプロジェクト作成
UE5のプロジェクトを生成します。今回は、ビーグル応用のテンプレートから、JetsonCarという名前のプロジェクトを生成します。
生成したプロジェクトのプラットフォーム>LinuxARM64>プロジェクトをパッケージ化 を選択する事で、LinuxARM64(Jetson)向けにクロスコンパイルでパッケージを生成する事が可能です。Toolchainがインストールされていれば、これだけでJetson向けのパッケージを生成する事が可能です。
Buildが成功するとLinuxArm64というフォルダが生成される。
LinuxArm64のフォルダの中に、Jetsonで実行可能なファイルも生成されます。
これらのファイルを、SFTP等で、Jetsonに転送します。
実行
JetsonCar-Arm64.shに、実行権限を付与します。
chmod 755 JetsonCar-Arm64.sh
JetsonCar-ARM64.shを実行します。
./JetsonCar-ARM64.sh
起動に少々時間がかかりますが、Jetson上でUE5のアプリが起動します。
Jetson Nanoはちょっともっさりします。
Jetson nano 4gbで、unreal engine5動いた、ちょっと遅い #ue5 #jetson pic.twitter.com/KiBMId3dNv
— Akira Sasaki (@gclue_akira) August 4, 2022
Jetson NXは快適に動作。
以上が、Unreal Engine5をJetson向けにクロスコンパイルして起動する方法です。jetson nxで、unreal engine5。サクサク動く
— Akira Sasaki (@gclue_akira) August 4, 2022
#jetson #ue5 pic.twitter.com/FI1mcb0HmB